人間は他人の悪意に敏感で、なんとなくむかついたりするのはそのため

誰にでも、何気ない他人の一言でイライラしたりむかつくことがあります。
ときには、なぜそのような負の感情が沸き起こるのか自分でも理解できないこともあります。

それは頭では理解していなくても、もっと根底にある深層心理や本能といった部分で
敏感に相手から発せられた悪意を感じ取っているからではないでしょうか。
正確には悪意を感じ取るのではなく、自尊心を傷つけられたと感じている。

例えば、
家族から出かける間際に言われる「事故を起こさないように気をつけて~」
という言葉。いらっとする方もいらっしゃるのでは?

なぜでしょう。
この場合、車の運転をするのは自分、事故を起こすかもしれない人物も自分、
そして車の中は安全にできているので仮に事故を起こしたときに死ぬかもしれないのは自分ではなく他人。

つまり、自分の心配をしてくれているのではなく、他人を死なせてしまう心配をしているのです。
もっと言うとその先の賠償金や世間体などを気にしている。
家族は、私の心配ではなく結局本人の心配をしているのです。

もし私の心配をしてくれているのなら、「事故を起こさないように」なんて言い方はしないはずです。事故にあわないように、とか単に気をつけて、でいいじゃないですか。
あえて失礼な言い方をしなくていいわけです。

ムッする瞬間にそこまで考えているわけではありません。
聞いた瞬間に本能が悪意を感じ取り、
私のことを心配しているフリをして私のことを信用していない、
と自尊心が傷つけられ負の感情が浮かんでくるのではないでしょうか。

イライラする自分にイライラする必要もまったくありません。
イライラしたらそのイライラを信じ、何故イライラするのかを冷静に考えて自分を観察してみると新しい発見があるかもしれません。

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