やる気が出ない大きな理由、それは慢性的にたまったストレスではないでしょうか。
ある程度ストレスがあった方が集中できると言う方もいるかもしれません。
それはストレスとは呼ばずにプレッシャーと呼ぶことにします。
ある程度プレッシャーがあった方がやる気はでるかもしれませんが、
ストレスはゼロなのが一番良いでしょう。
さて、
慢性的にたまったストレスとは何でしょう。
先に結論を言ってしまうと、
「自分で掲げた目標を妥協したり、誰かとの約束を破ることに慣れてしまったこと」です。
私の場合。
小学生の頃、家でテレビゲーム(当時そう呼ばれていた)をして良いのは毎週土曜日に1時間だけでした。
そのくせ毎日勉強しろと言われ、
楽しくない勉強はずっとさせられ、楽しいゲームは週1時間だけ。低賃金強制労働かよ。
ゲームの進捗速度は当然遅く、友達とも話が合わない。
中学生になり、お年玉でゲームボーイカラーを購入した頃から、
隠れてゲームをすることを覚えました。
今までの鬱憤を晴らすようにゲームに浸りました。
しかし鬱憤は晴れず、親との約束を破った背徳感だけが募り、それが新たなストレスをなりました。
勉強したらゲームをする、という労働と対価のバランスをうまくマネジメントすれば良かったのですが、
そんなこと当時の私にできるはずはありません。
なぜなら週7で勉強という労働をして、週1時間のゲームという対価を得てきた自分にとって、
労働と対価は見合わないものだという固定概念が定着してからです。
むしろ労働なしに対価を得ることを覚えてしまったのです。今思えば背徳感というストレスが報いだったわけですが。
そんなわけで勉強は適当、ゲームに浸る、という構図が中学生という大事な時期にできてしまいました。
受験が近づいて勉強の必要性が出てきても、今まで週1しかできなかったゲームはやめられず、
ここまで勉強したらゲームをしようと自分の中で決めたところで、
最初の目標を捻じ曲げた妥協点で切り上げ、ゲームをしていました。
そんな感じで、最初に定めた目標に向かって取り組む中、やっぱりここまででいいや!と妥協して目標を達成したことにする生活に慣れていってしまいました。
しかし、その目標を妥協することにやはり背徳感があり、気付かないうちにストレスはどんどんどんどんたまっていきました。
皆さんはそのような経験はないでしょうか。
自分の掲げた目標や、誰かとの約束を破ることに慣れてしまい、その都度背徳感を味わってきたことはないでしょうか。
その背徳感は記憶に残り、ずっとストレスを脳に与え続けています。
ストレスで脳は疲れ、やる気が出ないのです。
例えば、全力疾走をして体が疲れているときに、走れないのは当たり前ですよね?
同じように脳はストレスを闘い続けて疲れているのです。そんな脳みそを働かせるなんて無理な話です。
ではどうすれば良いのでしょうか?
簡単です。
休めば良いのです。体だって休憩を取ればまた走れますから、脳だって同じです。
どう休めば良いか。脳を休める方法は睡眠をとること!
寝る前にリラックスをすることが大事。
今までの自分は生まれた時期が悪かっただけだ~と責任を放棄しましょう。
背徳感を捨てましょう。私は真面目に生きたかったのに、時代がそうさせてくれなかったのだと、時代の所為にして、責任を丸投げしましょう。
背徳感から解放されリラックスした状態のまま睡眠に入りましょう。
翌朝、すっきりします。
そしたら、すごく小さな目標を立て、すごく小さな対価を得ましょう。
歯を磨いたらテレビを見て良い。とかそんな感じで良いのです。
労働と対価のバランスを取り戻しましょう。
まとめると、
やる気を出すにはまず、たまったストレスをリラックスと睡眠によってリセットし、
労働と対価のバランスを取り戻すことから始めましょう。
何かを得るには何かをしなくてはならないということを認識しなくてはいけないのです。
何もせずに何かを得ようとすると、確実に何かを失う、ということも一緒に認識できるはずです。